『3つの海の物語』を提案

10月19日に内田悦司市長にNEXT30水際線構想『3つの海の物語』を提案

10月19日にNEXT30の代表が、内田悦司市長を訪問しました。市長訪問の目的はNEXT30が提案した水際線構想『3つの海の物語』などについて、市長がどのように考えているかを確認することでした。
そのなかで海岸整備は時間がかかる課題ですが、まずはシンボルロードの突き当たりの『海の玄関』に当たるところの海岸を整備し、安全に市民が海に触れる事ができるようにし、また釣り桟橋などを設けたらどうか。また『舟溜り』では海に関わるイベントが出来る様な場所にしたいなど。市長のアイディアを聞くことが出来ました。さらに『高洲医療ゾーン』では、全面の広い道路を生かし、歩いていて楽しい街並みを作ったらどうか等の提案も出ました。市長はこのように、今後の街づくりについて希望の持てる話を披露されました。
今後もNEXT30では、さらに市民の方々の声を集め、よりよい浦安、よりワクワクする浦安の街づくりを皆さんと一緒に考えて行きたいと思います。

 

この街づくり提案は、浦安市の向こう30 年(NEXT30)を見据えて市民グループNEXT30 がまとめたものです。
第1 回目は現存の高州、明海、日の出地区の水際線の魅力的な姿を次世代に引き継ぎ、広く市民の都市的財産として市民の生活文化を支え、浦安大好きな次世代の若者や住民の定住を支援し、街を元気づけ、 巡りめぐって持続する市の財政基盤の安定を目指すものです。

魅力ある水際線創出のために、次の3つの施策を提案いたします。

1.浦安にBEACHを創ろう(海岸創造プロジェクト)
2.浦安に海への玄関を創ろう(海辺のコア推進プロジェクト)
3.浦安に海のマーケットプレースを創ろう(観光漁業基地再生プロジェクト)

私たちはこの3 つの提案を3 つの海の物語と呼んでいます。

海岸創造

1.浦安にBEACHを創ろう(海岸創造プロジェクト)

かつての沖の100 万坪といわれた日の出から高州 にいたる遠浅の砂浜は、埋め立てにより今日の新町 地区の都市を創出しましたが、そのかわり遠浅の砂 浜は消滅してしまいました。この遠浅海岸には、今 日では絶滅危惧種となってしまったアオギスが生息 し、ベカ船が行きかう豊かで安らかな浦でした。 今日、新都市に暮らす人々や市民も失われた海岸に 近づくことも出来ず、浦安の唯一の資源である生き た海の恩恵から遠ざかっています。海岸創造プロ ジェクトは、こうした市民の願いを次世代を通じて 実現しようと提案するものです。

 

ボードウォーク

海岸創造プロジェクトでは、砂浜を含め市民が海に出られるよう、現在のエプロンには日の出から高州までボードウヲークを計画し、都市型海辺のリゾート環境を提案
します。

 

海岸創造・砂浜

日の出から高州に至る沖合には埋め立てで掘削した大き な穴があり、青潮発生の要因ともなっています。一刻も 早く、埋め立てによって破壊された遠浅の海を元に戻し、 そこにかつての遠浅の砂地とつながるよう砂浜を創造し ようとするものです。 ちなみに、かつては田圃だったワイキキビーチは、砂浜 もカリフィルニアやオーストラリアから白砂を運び人工 海浜として作られています。

 

浦安の海岸創造イメージ



ビーチを創る場合に問題となる、埋め立てで残された掘削穴



養浜技術の一例

 

海辺のコア推進

2.浦安に海への玄関を創ろう(海辺のコア推進プロジェクト)

新町地区には誇るべき高質なインフラ、幅員50mの シンボルロードが実現しています。このシンボルロー ドが真のシンボルとして認知されるためには、市民の 積極的な利用がなくては、ただの閑散とした道路にす ぎません。残念ながらイトーヨーカドーから先は、今 日でもあまり人の往来がありません。この理由の一つ には、行った先が行き止まりで海にも出れず、公園が あるのみということが挙げられます。

そこでNEXT30 では、シンボルロードの先端は行き止 まりにせず、東京湾に出たり海路と陸路をつなぎ人の 往来を促す施策を提案します。東京湾クルーズや自転 車、バイクカーフェリー、クルーザーなども接岸でき る桟橋『PIER』を計画します。災害時には、役立て物 資の搬送もできます。海からのランディングプレース には、ランドマークとしてのゲートタワーや展望デッ キ、海図ミュージアムやマリンアートが楽しめる文化 施設も併設します。

このように人の往来のきっかけを作ることで、シンボ ルロードがより多くの人々で賑わうシンボル空間とな ると思います。

 

シンボルロードの先端に桟橋『PIER』

観光漁業基地再生

3.浦安に海のマーケットプレースを創ろう(観光漁業基地再生プロジェクト)

この計画ではかつての漁師町浦安、江戸前文化の 名残、べか船の行きかう境川と海を背景にして、 老若男女が集う新たな海と食と文化の交流スポッ トを提案します。 ここでは常設の鮮魚や野菜の市場・朝市を、また釣 船では仲間と釣った魚をその場で料理できる屋台、 家族連れや親父の屋台など、市民が交流できる海 のテラス広場を提案します。

子供たちや若者には、 ヨットやカヌーの訓練やマリンスポーツが楽しめ るスクールやショップ、様々な仲間が活用できる クラブルームや、研修生の学習・宿泊施設、そして 船宿施設を提案します。船溜まりの水面では、水 と光と映像イベントを開催し、壇上のウッドデッ キから楽しむことができます。そして目の前の高 洲海岸にBEACH ができれば、かつての観光漁業基地は真に蘇ることになると考えています。

 

計画の骨子

1. 施設は船溜まりをコの字形に囲んで配置する。
2. 海への眺望を考慮し、段状の構成とし屋上はウッドデッキとする。
3. 西側の公園や高州海岸緑道、総合公園からの緑道との動線のつながりを保つ。
4. 東京湾に面した海岸線は将来に向けてBEACH を計画する。
5. マーケットプレース、高州総合公園、高州医療ゾーンへの各主要アプローチは海辺の回廊のシンボルゾーンである。
6. 船溜まりは夏期には水面を活用し水と光のイベントや映像とアトラクションのステージとして活用し壇上の屋上を観覧席として利用するなどの企画を期待する。
7. 施設はおおむね3 層程度としできれば木造が好ましい。
8. 駐車場は都市計画道路沿いおよび公園との併設とする。

 

境川河口の船溜まり